取引所と販売所の違い|どっちで買うかで仮想通貨の購入額が変わる?

取引所と販売所の違い 仮想通貨取引所について

仮想通貨の取引所と販売所の違いとはなんでしょうか?

仮想通貨の交換業者は、取引所と販売所のどちらかを提供しているところと、両方とも提供しているところがあります。

では取引所と販売所は何が違うのかといえば、取引所は、仮想通貨を買いたい人と売りたい人が取引するところ。
その点では、株の取引所によく似ています。
取引所での仮想通貨の取引は「指値注文」と「成行注文」のどちらかで売買を行います。
指値注文は、自分が買いたい(または売りたい)値段を指定して注文することで、
成行注文とは、既に出ている指値注文に対して値段を指定しないで注文するすることです。

販売所とは、販売所を運営している業者と直接売買するところです。
買値と売値は販売所に提示されていて、その値段で売買ができる。

取引所と販売所を一般商品の売買に例えると、取引所は個人同士の売買できるフリーマーケット。
販売所は販売と買取を行っているショッピングサイトと言えます。

なお取引所、販売所ともにインターネット上で仮想通貨を売買するところであり、対人で売買できる実店舗があるわけではありません。

取引所と販売所のメリット・デメリット

取引所と販売所を正しく利用するために、それぞれのメリット・デメリットを確認していきましょう。

仮想通貨取引所のメリット・デメリット

メリット
取引所のメリットは売買手数料が安いことです。
多くの取引所の売買手数料は0%から高くても0.5%程度であり、販売所の手数料よりも割安な事が多いといえます。

デメリット
取引所のデメリットは、指値注文がなかなか約定(取引成立)しない場合があることや、誤った注文により大きな損をすることがあることです。

誤った注文の例えとして、「1ビットコイン(BTC)を100万円で売る」の注文を、「1ビットコインを100円で売る」と間違えると、一瞬で約100万円の損を出すことにもなりえます。

仮想通貨販売所のメリット・デメリット

メリット
販売所のメリットは、売買がシンプルなので操作ミスなどによる誤発注が起きにくいので初心者でも簡単に売買できることと、すぐに決まった値段で売買できることです。
価格変動が大きい時など、取引所では指値注文が思った通りに約定できなかったり、成行注文が不利な価格で成立したりすることがあるのですが、販売所ではすぐにその時の価格で売買できるという特徴を持っています。

デメリット
販売所のデメリットは、買値と売値の差(スプレッド)が大きく、その値が販売所によって異なることです。
スプレッドを手数料に換算すると売買価格の数パーセントと割高なのです。
またスプレッドは販売所やタイミングによって変わってしまい、売買する時に最適な販売所とタイミングを判断するのは初心者には特に難しいと言えるでしょう。

取引所と販売所を使い分ける

取引所に向いているのは、売買による利益を大きくしたい通常の取引です。
個人の通常の売買では手数料が安い取引所で行うのが一般的です。
取引所と販売所で価格を比較すると、取引所のほうが安く買え、取引所のほうが高く売ることができます。

販売所に向いているのは、売買を早く確実に行いたい場合です。
特に価格が大きく変動している時には、即座に確実な売買ができる販売所を利用するべきでしょう。
そのような時取引所では、指値注文で約定できなかったり、成行注文で不利な価格で約定したりすることがあるのです。
販売所ならば決まった価格ですぐに売買できるため、価格変動が大きい時も安心して売買できるのです。

取引所と販売所のメリット・デメリットを理解して上手く使い分ける必要があり、仮想通貨で利益を出すためには必須事項となります。
正しく理解して活用していきましょう!

タイトルとURLをコピーしました